株式の権利確定日っていつなの？【投資初心者必見】
株式投資を始めようと考えている方や、すでに投資をしているけど権利確定日の仕組みを理解していない方は多いのではないでしょうか？ RIGHTS 確定日は、株式の配当金を受け取れるかどうかを決める重要な日付です。今回は、権利確定日についてわかりやすく解説していきます！
目次株式の権利確定日とは
権利確定日とは、企業が株主に配当金を分配する際に、その権利を有する株主を確定する日のことをいいます。 簡単に言うと、この日に株を持っていれば、決まった金額の配当金を受け取れるということです。
イメージとしては、「配当金のプレゼントボックス」があります。権利確定日が「プレゼントを受け取るための締め切り」と考えると分かりやすいでしょう。 締め切りまでにプレゼントボックスの前に立っていれば（つまり、権利確定日時点で株式を保有していれば）プレゼント（配当金）をもらえます！
株式の権利確定日はいつ決まるの？
権利確定日は、企業が定める「株主総会」で決定されます。株主総会では、企業の経営状況や今後の事業計画などが報告され、株主は議決権を行使して様々な事項について決定します。その中で、配当金の金額と、権利確定日が決められます。
企業によって権利確定日は異なりますが、一般的には3月31日（決算日）を基準とした4月から6月にかけて設定されることが多いです。
例：
- 株式会社ABCが2024年5月1日に株主総会を開催し、配当金を1株あたり100円、権利確定日を2024年4月30日と決定した場合、2024年4月30日に株式会社ABCの株式を保有している株主は、1株あたり100円の配当金を受け取ることができます。
権利確定日前に株を買えば配当金がもらえる？
残念ながら、そうではありません。権利確定日直前の取引で株を購入しても、配当金を受ける権利は得られません。これは、「売買の決済日」と「権利確定日」が異なるためです。
株式の売買は、注文が入ってから実際に株主の権利が移るまでに数日（通常はT+2）かかります。つまり、権利確定日前に株を購入したとしても、決済が完了するのは権利確定日以降になる可能性があります。
例：
- 2024年4月29日に株式会社ABCの株式を購入した場合、決済は2024年5月1日となります。
- 権利確定日は2024年4月30日なので、この取引で得た株には配当金の権利がつきません。
権利確定日に注意すべきこと
権利確定日は、投資家にとって重要な日付です。以下に、権利確定日に注意すべきことをまとめました。
-
株式の保有状況を確認する:
権利確定日前に、自分がどの銘柄の株式を保有しているかを確認しましょう。 -
配当金の金額と時期を確認する:
企業のウェブサイトや証券会社の情報で、配当金の金額や支払時期を確認しましょう。 -
売買タイミングを検討する:
権利確定日を意識して、株の売買タイミングを検討しましょう。
権利確定日に関する参考資料
[日本取引所グループ] https://www.jpx.co.jp/
よくある質問
株式の権利確定日はどこで確認できるの？
企業のウェブサイトや証券会社の情報で確認できます。また、金融情報サイトでも権利確定日などの情報が掲載されている場合があります。
権利確定日に株を売却しても配当金を受け取れる？
はい、権利確定日に株を売却しても、その時点で保有していた株式に対する配当金は受け取ることができます。
配当金はいつ支払われるの？
企業によって異なりますが、一般的には権利確定日から約1ヶ月後、または2ヶ月後に支払われます。
配当金はどのように受け取るの？
証券会社を通して銀行口座に振り込まれます。
権利確定日には株価が下がるって本当？
はい、多くの場合、権利確定日に株価が下落する傾向があります。これは、「配当金を受け取る権利」がなくなったことで、株価が調整されるためと考えられています。
配当金以外に権利確定日に得られるものはあるの？
いいえ、権利確定日には配当金以外の権利は得られません。